11月13日東京開催 第297回定例研究会 【-ヘルスケアベンチマーク- KNOW NO LIMIT ~回復に限界はない~」(仮題) 】

講師紹介

谷野 雅紀(たにの まさき)氏

講師プロフィール

J-Workout株式会社COO(最高執行責任者)


医療従事者を目指すさなか、脊髄損傷を患った友人より、米国サンディエゴにある世界初の脊髄損傷回復施設「Project Walk」の存在を知り、衝撃を受ける。その後、友人がPWでトレーニングを開始するため、通訳および介助者として共に渡米する(2005年)。そこでトップトレーナーとして働いていた唯一の日本人、故・渡辺淳氏と出会い、友人の介助をしながら、渡辺氏のトレーニングアシスタントを務め、自身もPWで技術研鑽を積み、PW独自資格である「脊髄損傷回復スペシャリスト」を取得する。
2007年、渡辺氏とともに日本で初の脊髄損傷者専門トレーニングスタジオ「J-Workout株式会社」を設立する。
現在、東京(江東区木場)、大阪(大阪市北区神山町)のスタジオに通うクライアント数は430名。申し込み希望者は後を絶たず、新規スタジオの開設を望む声が高まっており、来年2019年12月には福岡スタジオを開設する。また、脊髄損傷に対する再生医療の研究が進むなか、医療機関や研究機関からの注目度も上がっている。COOとして、ヘッドトレーナーとして奔走する日々を送る。

内容

現在、日本には10万人以上の脊損者がおり、毎年5,000人以上が新たに脊髄損傷を負っている。受傷原因としては、交通事故 (43.7%)、高所からの落下 (28.9%)、転倒 (12.9%)、打撲・下敷き (5.5%)、スポーツ (5.4%)と続く。最近は高齢化に伴い、転倒による高齢者の脊損が増加している。
「J-Workout株式会社」のミッションは「KNOW NO LIMIT ~回復に限界はない~」。「一生、歩くことはできないでしょう」と医師の宣告を受けたクライアントたちの、「再び歩く」という希望を叶えるため、独自のトレーニングを提供し続ける。
年に1度、同社が主催する歩行イベントでは、実際に再歩行できるようになったクライアント達がトレーニングの成果を披露し、毎年、会場は感動の渦に包まれる。
誰の身にも起こりうる脊髄損傷。リハビリに限界がある医療施設、否応なく送り出される日常。J-Workoutは脊損者が生きるこの二つの「場」の真ん中に位置して、トレーニングを通じて脊損者たちをサポートし続ける。
徐々に医療界だけでなく研究施設の注目が高まりつつあるJ-Workout株式会社のこれまでと未来について語っていただく。

日時

2018年11月13日(火曜日) 18:00開場 18:30開演 20:30終了予定

定員

50名

場所

NTT東日本関東病院 4F カンファレンス      

参加費

会員・非会員 3,000円

お申込み

お申し込みはこちらから